あの日～『相続』相談無料～

妻です。

3月11日
子ども達が友達を連れて帰宅してきました。
そして学校での出来事を話し始めました。
「今日学校で黙祷したんだよ！ちょっと笑っちゃった(笑)」
「分かる！！あれちょっと気まずいよね！！」
こんな会話をしているのです。
私はイラっとしました。とっさに叱ろうと思いました。
でも。。。

当時私は保育士をしていたため子ども達の安全を確保する為に必死でした。
お昼寝が終わる時間でしたから、パジャマ姿のまま園庭に逃げ出し、怖いし寒いし大泣きの子どももいました。
あの地震での被害は私の周りにはなかったのですが、
信じられない光景がテレビから流れてきているのを見ていました。
当時実家暮らしでしたが、あの日以来、地震が怖くて自分の部屋で寝られなくなり居間に布団を敷いていました。

3.11
私たち大人の中にはその人その人の記憶やエピソードがあって心の中にずっと残っている日。
しかし、この子たちにとってこの日は歴史の一部なんだと。私たちにとっての第二次世界大戦のように怖いけれど昔の出来事で、どこか他人事で。。。
だから黙祷の意味が分からず形式的なものになってしまったいるのだなと気付きました。
私も子どもの頃、クスクスしながら黙祷をした記憶があります。
そう思ったら頭ごなしには?れなくて。。。

当時の話をしてあげるのが一番なんだと思い、当時のことを教えました。
大きな地震だったこと、津波が来たこと、火事もおきたこと、たくさんの命がなくなったこと。家も店も学校も。。。
ちゃんと知れば形式的な黙祷にはならない。そう思って。。。
末っ子は怖いからその話はしないでほしいと言いました。

でも私はちゃんと伝えようと思います。怖がるから話さないのではなく。。。
地震は怖い、津波は怖い、火事は怖い。これでいいんです。
怖いから備えて自分を守る知識を身につけようとするんだと思います。
日本にいる以上地震は避けられないと思うので子ども達と防災知識を身につけていけたらと思います。

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